しかし・・・
店を増やそうとすると、あるいは、増えてくると、少しずつ上記のようなことができなくなる、ということがよく起こります。
その理由の一つは、店、特に、人が増えてくるとそこまで教育が及ばず、少ない人数であればできることも、人が増えてくるとなかなかそこまで教育が及ばず、「人が増えたから仕方ない・・」と半ば諦めてしまっているから。
もう一つの理由は、店を増やすためには、「マニュアルを整備することが重要」と思い込みすぎ、すべての仕事をマニュアル化しすぎてしまい、個々の状況判断、自己判断で仕事するからこそ、お客様から喜ばれるのに、それをマニュアル化することで、従来の良さを消してしまうから。
この2つの理由から、店が増えるとともに、従来できていたことができなくなってしまうのです。
飲食店を多店舗化しようとすると、特に、100店舗、200店舗と先を考えた場合、様々な仕事を標準化し、また、効率化し、「誰もができるよう」マニュアル化することが大切である、とは、昔から言われている事であり、多くの大手チェーン店はこのやり方で店を増やそうとします。
これはこれで正解ですが・・・・、
|

人を生かすために欠かすためには、「理念経営」が最適。

店舗の質を低下させない、当社独自開発のマニュアルを構築します。
|
あなたの店は、「創業の頃の良さ」を保ったまま店を増やしていきたい、お客様に喜ばれるようなお店を維持していきたい、とお考えであれば、従来のやり方と同じことをやってはいけません。
また、100店舗、200店舗と店を増やすこともあきらめることも必要でしょう。 たとえ、10店舗、20店舗であっても、お客様から喜ばれる店、お客様から使い勝手のいい店、お客さから必要とされる店を作りたり、そんな会社を作りたいと思うのであれば、従来の方法と違うやり方が必要なのです。
では、どうすればいいか?
働くスタッフ各人のスキルをあげること!
これが一番! 店は人と人がやり取りするからこそ、お客様が喜ぶわけで、機械がやってもお客様は喜びません。
マニュアル化するということは、機械・ロボットをたくさんつくるだけのことであって、だからこそ、お客様が喜ばない店になってしまうのです。
「企業は人なり」とは、よく言いますが、企業化していくには、やはり、各人のスキルアップが大切で、そのための仕組み化を行うことが、多店舗化のためのやるべきことです。
具体的には、皆が「主体性を持って働ける、行動出来る」ようにするために、様々なゴールを明確にすること。「考えて行動する」ためには、目指すべき方向性、あるべき姿が必要で、それを達成するために何をするべきか?を考える事がスタッフの役割。 そのためにも、経営者は様々なゴールを明確にしてあげることが重要となるのです。例えば、経営理念、店舗方針、行動方針、評価基準などなど。
そして、スタッフに対しても「相手が考えて行動出来る」ような教え方を共有していくことが大切。
スタッフは、「マニュアルは嫌い」とかいいながら、実際の現場では、マニュアル的に仕事をさせたり、指示命令していることがほとんど。せっかく会社の方針として「主体性を伸ばす」と言っていても、現場では、指示命令ばかりでは言っている事とやっていることが別で、経営者の思うような会社、店づくりの実現は不可能です。
なので、「個々が主体性を持って働ける、行動出来る」仕組み化の促進と教育こそが、従来の大手チェーン店とは違う、あなたらしい会社作りの方向性と言えるでしょう。
|