●「人を活かす多店舗化」のために「人が育つ仕組み」を社内に構築しよう!
人を活かすためには、「人が育つ仕組み」を社内に構築することが必須となります。
昔から、飲食店では仕事は「目で盗んで覚えろ」という風潮があったり、また、チェーン店でもマニュアルはあっても店では「これ読んどいて」とマニュアルがあまり活かされないというのが日常茶飯事の世界。
また、プレイヤーとしては優秀でも、マネージャーとして「教える」となるとなかなか上手くできないいうこともよくあります。
もしかすると、飲食店業界は、「教える」というノウハウがなかなか溜まらない世界なのかもしれません。しかしながら、「人を活かす多店舗化」を推進しようとするなら、「教える」とうことに社内で重きを置いて、「教える」というノウハウの構築を図らないと「人が育つ仕組み」は絶対に構築されず、今後の展開も難しくなるでしょう。
では、「教える」ノウハウを構築するために必要なことは何か?
1つは「無意識の行動を意識化し言語化する」ことです。
仕事上いつの間にかできてしまっていることは、実は、「無意識」で行っていることが多いものです。そしてこの「無意識の行動」にこそ。仕事上重要なポイントが隠されていることが多いのです。「ことば」で伝えるのが難しいのはそのためだと言っていいでしょう。
ですから、「教える」際には、いかにこの「無意識」を「意識」に変え、「ことば」にして(言語化する)、伝えていくことが、仕事の本質を落とさずに「教える」重要なポイントになるのです。
もう1つは、適切な「目標設定」です。
何も目標や目的もなく仕事に取り組んでも仕事の習得スピードは進みませんし、達成感も味わえず仕事も楽しくなりません。
だからこそ、目標・目的意識を持たせ、仕事に取り組ませることが大切。
ただ、闇雲に目標設定しても意味がなく、様々な仕事の「あるべき状態」から逆算して、その人に合った目標設定をすることが、目標設定のコツといえるでしょう。
これがアルバイトを短期間で育成することにも、また、アルバイト育成カリキュラムつくりにも、そして、社員育成カリキュラム作りを行う際のポイントにもなります。
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